ほくろ

ほくろとは?症状は?

ほくろとは?症状は?ほくろは、「母斑細胞」というメラニンを生成する細胞の増殖によって生じます。
形は円形で、年齢とともに数が増えて、平らな黒子から盛り上がってくる場合もあります。
一般的なほくろは良性腫瘍ですが、稀に「メラノーマ」や「基底細胞癌」という悪性腫瘍が隠れていることがあります。
基本的に若いうちのほくろは放置していても構いませんが、年齢とともに皮膚癌のリスクは上昇してくるので、気になるほくろがあれば、豊中市の千里皮膚科へお気軽にご相談ください。

ほくろができる原因・できやすい人

紫外線

紫外線を多く浴びることで、メラニン色素の生成が活発化し、ほくろができやすい状況になります。外仕事が多い方や、アウトドアがお好きな方など、紫外線を浴びる機会が多い方は要注意です。
紫外線量は5月から8月が1年で最も多い時期ですが、季節に関係なく、曇りの日や家の中でも窓ガラスを通して降り注いできます。1年を通して紫外線対策をし、ほくろを増やさないようにしましょう。
ほくろはメラノサイト(黒を作る色素細胞)そのものが皮膚上に集合しているものです。
似たものに「しみ」があり、スキンケアで対処も可能ですが、ほくろの場合はそうはいきません。
ほくろ除去のために、医療機関でレーザー治療を受ける必要があります。

生活習慣の乱れ

栄養バランスの乱れた食事や、睡眠不足によっても、ほくろはできやすくなります。
これらの要因によって正常な皮膚のターンオーバーが障害されると、表皮に溜まったメラノサイト(色素細胞)がいつまでも排出されず残ってしまいます。
この蓄積により、シミやほくろが生じます。
肌のターンオーバーも成長ホルモンによって制御されているので、夜10時〜深夜2時の時間帯はできるだけ睡眠を取ることを意識しましょう。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れは、多くの場合、肌に大きなストレスを与えます。
ほくろに関しても例外ではなく、女性では月経のタイミングによってもほくろが増えてしまうことがあります。
月経時に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)の働きが活発化することが原因と考えられています。

皮膚への刺激

上記以外の原因として、皮膚への刺激でもメラノサイトが活発化しやすいことがわかっています。
特に毎日行うメイクの刺激には要注意です。
強く擦り付けてしまったり、濃いメイクを続けていたりすることで、ほくろができやすくなる可能性があります。

ほくろの種類(後天性)

Unna(ウンナ)母斑

好発部位は主に体幹の胸、お腹、背中です。
サイズは直径1cm程度のものが多く、柔らかいしこり感があります。
色は黒〜茶褐色であることがあります。

Miescher(ミーシャー)母斑

好発部位は主に顔〜頭皮です。
やや膨らみがあり、ほくろから毛が生えていることもあります。
色は年齢とともに徐々に薄くなり、肌の色とほぼ同じ場合もあります。

Spitz(スピッツ)母斑

比較的若年層に多く見られます。
色は赤〜黒色であることが多いです。
急に巨大化することがあり、皮膚がん(悪性黒色腫)との鑑別が必要になる場合があります。

Clark(クラーク)母斑

好発部位は主に体幹や四肢です。
サイズは直径1cm以下であることが多く、ほぼ平坦で形は楕円形が一般的です。
色は中央がやや濃く、外側に行くに従って色が薄くなるパターンが多いです。

ほくろと間違われやすい皮膚疾患

ほくろとよく似た皮膚疾患はいくつかあり、なかには早期の鑑別が必要なものもあります。

皮膚線維腫

見た目がほくろに類似していて、腕や足に好発します。
黒〜褐色のしこり感がある皮膚腫瘍であり、虫刺されや外傷がきっかけでできることがあります。

神経線維腫

末梢神経から伸びて発生する皮膚腫瘍です。
皮膚の下にやわらかく厚い神経組織が増えて、肌色でドーム状に盛り上がります。
大きさには幅がありますが、5mm〜1cm程度のことが多いです。
多発する場合には神経線維腫症(レックリングハウゼン病)という遺伝性の場合があります。
一般的には単発が多く、Miescher母斑との鑑別が必要です。

軟性線維腫

肌色でいぼ状に膨らんでいるのが特徴です。
加齢や摩擦、紫外線により、主に首などの摩擦される部位に生じます。
首以外にもまぶたやわきの下、胸など皮膚が薄くて弱い部分に見られます。
アクロコルドンやスキンタッグとも呼ばれます。

脂漏性角化症

脂漏性角化症は「老人性疣贅」とも呼ばれ、60歳以上のほとんどの方に見られると言われています。
原因は主に紫外線と加齢による皮膚ダメージが蓄積することで、茶色く盛り上がったしみとなります。
好発部位はこめかみや顔、首周りなど紫外線の影響を受けやすい部位です。

基底細胞がん

最も多い皮膚がんで、日光の当たる顔にできることが多いです。
通常はつやがある小さな皮膚の盛り上がりから少しずつ大きくなります。
時間の経過により表面から血管が見えるようになり、破れて出血することがあります。
ほくろと似ている場合もあるため、ダーモスコピー(拡大鏡)で診断をつけたり、手術により切除したりします。

悪性黒色腫(メラノーマ・皮膚がん)

命の危険に関わることもある悪性の皮膚がんです。
足の裏にできやすいですが、全身に転移しやすいという特徴があります。
発見次第、速やかに治療を開始するために、大学病院やがんセンターなどへ紹介いたします。

メラノーマの特徴
  • 形が左右非対称
  • 形が円形ではなくギザギザしている
  • 色に濃淡がある
  • 6mm以上の大きさ
  • 形や大きさが変化してくる

特徴としてこれらが挙げられ、あてはまる場合は「変わったほくろ」と思わずに、すぐに当院へご相談ください。

急にできるほくろ・盛り上がりは危険?
悪性ほくろの見分け方や検査

急にできるほくろ・盛り上がりは危険?悪性ほくろの見分け方や検査ほくろが急に盛り上がってきた場合、良性の腫瘍であることがほとんどですが、ごく稀に悪性腫瘍が隠れているケースがあります。
盛り上がっていることに加えて、形がギザギザしていたり、出血していたり、じゅくじゅくとしてきたりする場合は、ほくろ以外の皮膚病変の可能性があるので、早めに専門医に相談しましょう。
特に早期の鑑別が必要な疾患として、「悪性黒色腫(メラノーマ)」があります。
これは色素細胞(メラノサイト)ががん化して生じる悪性腫瘍で、命に関わる恐れがあります。

悪性黒色腫の見分け方

ご自宅でのチェック方法として、メラノーマの見た目の特徴をご説明します。

  • 形がいびつ
  • 肌との境界線が不明瞭
  • 色に濃淡がある
  • サイズが6mm以上

これらにあてはまる場合は要注意です。

診断・検査の方法

診断・検査の方法まず、ほくろ状のものが良性か悪性かを見極めます。
目視によって判別可能ですが、診断を確定させるために病理検査を実施します。
患部を切除し、顕微鏡を用いて細胞から観察して確定診断に繋げます。
また切開を伴わない手法として、「ダーモスコピー」という機器を用いることがあります。
これは光の反射を抑えて病変部位を拡大し直接観察する機器で、虫眼鏡のような小型のものから、カメラのような形のものまで様々です。
切開しないので安全性が高く、保険適応のため安価で検査を受けることが可能です。

ほくろ除去治療の方法

切除法

切除縫合外科手術によるほくろの除去です。切除の際にできるだけ皮膚を傷つけず、丁寧に縫合することで傷跡をきれいに治します。体質にもよりますが、傷跡は年月をかけて徐々に目立たなくなります。脂肪織レベルまで切除するので、レーザー除去と比べると、再発の可能性は非常に低いのが、切除法のメリットです。病理検査で組織も確認できます。ケロイド体質の方は、切除法をおすすめします。
悪性の疑いがある場合は、切除法を選択することが多いです。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザー隆起した箇所にレーザーを照射することで、ほとんど出血することなくほくろの除去が出来ます。メスなどを用いた手術に比べて、ほくろの部分のみを除去できるので、傷跡も最小限で済みます。切除法と比較すると取り残しや再発の可能性はありますが、一度で瘢痕を残す覚悟で除去するのではなく、複数回かかったとしても低侵襲で傷跡をきれいに治療できますので、特に顔のほくろではおすすめです。
※自費治療となる場合があります。病理検査をする場合は保険診療です。

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