コラム

  1. HOME
  2. コラム
  3. 粉瘤をつぶす・自分で治す方法
2025.11.07

粉瘤をつぶす・自分で治す方法

粉瘤はつぶしても大丈夫?

粉瘤は自分で潰さないでください。
ニキビができると、つい潰したくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし、ニキビを自分で潰してしまうと、皮膚が傷ついたり雑菌が侵入したりして、治りが遅くなるだけでなく、跡が残るリスクも高まります。
そして、さらに注意が必要なケースがあります。
それは、ニキビだと思っていたものが、実は「粉瘤(ふんりゅう)」だった場合です。
粉瘤を自己判断で潰してしまうと、傷口から細菌が侵入し、感染を引き起こすリスクが高まります。
感染すると患部が大きく腫れ上がり、化膿して強い痛みや発熱を伴うこともあります。
重症化すると、医療機関での切開排膿が必要になることもあります。
とはいえ、初期の粉瘤とニキビを見た目だけで区別するのは、一般の方には非常に難しいものです。
そこで本記事では、粉瘤の適切な対処法やニキビとの見分け方について、医学的な観点から分かりやすく解説します。
「これはニキビ?それとも……?」と迷ったときの判断基準として、ぜひ参考にしてください。

粉瘤を潰すことのリスク

粉瘤を潰すと、次のようなリスクが生じます。
部位によっては意図せず潰してしまうこともあるため、そうなる前に早めの受診をおすすめします。

細菌感染のリスク

潰した部分から細菌が侵入し、感染や炎症を起こすことがあります(炎症性粉瘤)。
腫れや化膿が強い場合には、手術の前にまず炎症を抑える治療(抗生物質の内服・排膿処置など)が必要になり、治療期間も長くなります。

再発のリスク

粉瘤を潰しても、内部の袋状構造(嚢胞)は残ったままです。そのため、垢や皮脂が再び溜まると、また膨らんできます。

潰した痕が残るリスク

粉瘤を潰すと、再発しない場合でも、紫色〜黒色の痕が残ることがあります。
特に目立つ部位にできた場合は、触らず早めのご相談をおすすめします。

粉瘤とニキビの違い

粉瘤は一見ニキビに似ていますが、原因や特徴には明確な違いがあります。

原因

ニキビの原因は、毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖にあります。
それに対し粉瘤は、袋状の構造物に垢や皮脂が溜まることで発生します。

見た目

赤く膨らむ見た目はよく似ていますが、粉瘤の場合は中央に黒い点(開口部)が認められることがあります。

大きさ

ニキビは基本的に1cm未満ですが、粉瘤はそれより大きくなる(最大10cmくらい)ことがあります。

自然治癒

ニキビは、セルフケアを適切に行えば、きれいに治癒することが期待できます。
一方の粉瘤は、基本的に自然治癒しません。

比較項目 ニキビ 粉瘤
原因 毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖 垢や皮脂が袋状構造に溜まる
見た目 赤く腫れる 中央に黒い点(開口部)が見えることがある
大きさ 多くは1cm未満 1〜数cm、大きい場合は10cm程度になることも
自然治癒 適切なセルフケアで改善することが多い 基本的に自然治癒しない

粉瘤を潰さず放置し続けても大丈夫?

粉瘤を放置すると、徐々に大きくなります。大きなものでは10cm近くまで成長することもあります。
自然治癒することはほとんどなく、触らないようにしていても、圧迫などで潰れてしまうことがあります。
そうなると感染・再発・痕のリスクが高まり、見た目にも影響が出やすくなります。
粉瘤が大きくなったり、感染して炎症性粉瘤になったりすると、治療にも手間と時間がかかり、傷跡が目立つ可能性も高くなります。
たとえ潰さない場合でも、放置するメリットはありません。気づいたときにはできるだけ早めにご相談ください。

粉瘤の治療法

粉瘤の治療・手術(日帰り手術)粉瘤はお薬では治らず、根本的に治すには手術が必要です。
当院では、粉瘤に対して日帰り手術を行っています。粉瘤の大きさや部位、ご希望に応じて「単純切除法」または「くり抜き法」から最適な術式を選択します。

 

監修医師紹介

院長

小さなお子様からご年配の方まで花岡 佑真

経歴

  • 2005年智辯学園和歌山中学校・高等学校 卒業
  • 2011年大阪大学医学部 卒業関西労災病院 初期研修医
  • 2013年関西労災病院 皮膚科
  • 2015年大阪みなと中央病院 形成外科
  • 2016年大阪大学大学院医学系研究科皮膚科 特任研究員(形成外科診療にも従事)大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科
  • 2018年大阪大学大学院医学系研究科皮膚科 特任助教
  • 2020年大阪大学大学院医学系研究科皮膚科 病棟医長
  • 2021年10月千里皮膚科 開院

資格・所属学会

  • 日本専門医機構認定皮膚科専門医
  • 難病指定医
  • 日本皮膚科学会所属
  • 日本形成外科学会所属
  • 日本皮膚外科学会所属
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会所属
  • 日本美容皮膚科学会所属
美容専門サイトはこちら
24時間チャット相談
TOP
LINEをご利用でない方 WEB予約 LINEをご利用の方 LINE予約 Instagram 美容専門サイトはこちら