若いのにおでこにしわができて、「若いのにどうして」と悩んでしまう方は少なくありません。
しわと聞くと加齢だけが原因と誤解されることもありますが、実際は紫外線や乾燥、表情のクセ、生活習慣などによって10代・20代でも目立つことがあります。
この記事では、若いのにおでこにしわができる原因について詳しく解説します。
おでこにしわができたときのセルフケア方法や治療法についてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
若いのにおでこにしわができる原因
「しわ=年齢を重ねてからの悩み」と思われがちですが、10代・20代の若い年齢でもおでこにしわが目立つことは珍しくありません。
若いのにおでこにしわができる原因としては、以下の4つが挙げられます。
- 紫外線
- 乾燥
- 筋肉の衰え
- 表情のクセ
ここでは上記4つの原因についてそれぞれ解説します。
紫外線
若い年齢でもおでこにしわができる原因の一つとして、紫外線が挙げられます。
紫外線は肌の表面だけでなく、奥にある真皮層まで届き、肌のハリを保つ働きを持つコラーゲンやエラスチンという成分に影響を与えます。その結果、肌の弾力が少しずつ失われ、細かいしわができやすくなるのです。
おでこは顔の中でも高い位置にあり、紫外線の影響を受けやすい部位です。
前髪を上げる髪型をしている人や屋外で過ごす時間が長い人ほど、紫外線の影響を受けやすい傾向があります。紫外線は一年中降り注いでいるため、季節を問わず日焼け止めや帽子などで対策を続けることが大切です。
乾燥
肌の乾燥は、年齢に関係なく小じわを引き起こす原因の一つです。
肌の水分量が不足すると、表面の柔らかさが失われ、細かいしわが目立ちやすくなります。
特におでこは皮脂が多いイメージがありますが、洗顔のしすぎやエアコンの影響で、実は乾燥しやすい部位でもあります。若いからといって保湿を怠ると、将来的なしわの原因を作ってしまう可能性があるため注意が必要です。
毎日のスキンケアを徹底し、肌の水分量を保つように意識しましょう。
筋肉の衰え
おでこにしわができる原因の一つとして、筋肉の衰えが挙げられるでしょう。
顔には表情を作るための筋肉があり、おでこも例外ではありません。若い頃は筋肉や肌に弾力があるため、表情によってできたしわは自然と元に戻りやすい状態となっています。
しかし、生活習慣の乱れや加齢の影響で筋肉の働きが弱まると、肌を支える力が低下し、しわが残りやすくなってしまうのです。特に20代後半頃からは、こうした変化を感じる人も増えてきます。
顔全体の筋肉を意識的に動かすことにより、筋肉の衰えによるしわを防ぎやすくなるでしょう。
表情のクセ
日常の何気ない表情のクセも、おでこのしわを作る原因になります。
眉を上げる、目を見開く、眉間に力を入れるといった動作を無意識に繰り返していると、その部分に負荷がかかり、しわが刻まれやすくなります。
勉強や仕事に集中しているときほど、同じ表情を長時間続けてしまう人も多いでしょう。最初は一時的に生じるしわでも、繰り返すことで定着し、消えにくくなります。
自分の表情のクセに気づき、やめるように意識するだけでも、しわの予防につながる可能性があります。
若いのにおでこにしわができたときのセルフケア・予防方法
若いのにおでこにしわができたときに有効なセルフケア・予防方法は以下の通りです。
- 紫外線対策を徹底する
- 保湿ケアを徹底する
- おでこをマッサージする
- 目の周辺の筋トレ
- しわが寄らない表情を意識する
- 十分な睡眠時間を確保する
- 目を休ませる
ここでは上記7つのセルフケア・予防方法についてそれぞれ解説します。
紫外線対策を徹底する
おでこのしわを予防するためには、紫外線対策を徹底することが大切です。
紫外線は季節や天候に関係なく一年中降り注いでおり、知らないうちに肌へ影響を与えています。特におでこは日差しを受けやすく、対策をしないとダメージが蓄積しやすい部位です。
外出前に日焼け止めを塗る習慣をつけ、短時間の外出でも油断しないことがポイントになります。
PA・SPF値の高い日焼け止めを選び、2~3時間ごとにこまめに塗り直すようにしましょう。日焼け止めだけでなく、帽子や日傘を併用すると、より肌への負担を減らせます。
保湿ケアを徹底する
保湿ケアは、乾燥による小じわ対策に欠かせません。おでこは皮脂が出やすい一方で、洗顔後に乾燥しやすい部位でもあります。
洗顔後はできるだけ早く化粧水で水分を補い、乳液やクリームで潤いを保ちましょう。
セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分や、レチノール・ヒト幹細胞培養液などが配合された製品を選ぶのがおすすめです。指で強く擦らず、しわの方向に沿ってやさしく塗りこむようにしましょう。
おでこをマッサージする
おでこのマッサージは、筋肉の緊張によりしわが入っている場合に有効なセルフケア方法です。
おでこ周辺は無意識に力が入りやすく、疲れが溜まりやすい場所です。疲れが溜まることでしわができやすくなるため、以下のマッサージで筋肉の凝りをほぐし、疲れを取りましょう。
- 両手の指先を眉上から頭頂部の方向に少しずつずらしながら、筋肉をほぐす
- 髪の生え際から頭頂部に向けて、頭皮をつまむようにしながらほぐす
- 首の付け根から後頭部に向けて、指の腹で押しながら、上下左右または円を描くようにマッサージする
マッサージをするときは皮膚を強く擦らず、気持ち良いと感じる程度の力加減にすることが大切です。
目の周辺の筋トレ
おでこのしわを予防するには、目の周辺の筋トレも効果的です。
目を開けるときにおでこに力が入りやすい人は、目元の筋肉が十分に使えていない可能性があります。おでこを手で軽く押さえ、眉を動かさないように意識しながら目を大きく開閉してみましょう。
目を大きく見開いた状態を5秒間キープしたあと、目を閉じて10秒ほどリラックスするというのを、5回ほど繰り返してみてください。
この筋トレを続けることで、目の周辺の筋肉を鍛える効果が期待でき、結果としておでこにしわが寄る回数を減らせます。
しわが寄らない表情を意識する
おでこにしわを作らないためには、しわが寄らない表情を意識することが大切です。
集中しているときや考えごとをしているときに、眉を上げたり、額に力を入れたりするクセがある人は注意が必要です。こうした動作を繰り返すと、しわが定着しやすくなります。
ふとしたタイミングで表情をチェックし、力が入っていたら一度緩めてみましょう。意識する回数を増やすだけでも、表情のクセに気づきやすくなります。
十分な睡眠時間を確保する
しわを改善・予防するためには、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
睡眠中は、肌の回復を助ける働きが活発になります。睡眠不足が続くと乾燥しやすくなり、しわが目立ちやすくなることがあるため注意が必要です。
一般的には6~8時間程度の睡眠時間が適切とされていますが、人によって必要な睡眠時間は異なるため、自分に合った睡眠時間を確保することが大切です。
睡眠環境も睡眠の質に影響するため、寝具や照明なども一度見直してみましょう。
目を休ませる
目を休ませることは、おでこのしわ対策につながります。スマホやパソコンを長時間見続けると、目元に力が入り、眉間やおでこまで緊張しやすくなります。
こまめに画面から目を離し、遠くを見て目を休める時間を作りましょう。
就寝前のスマホやパソコンの使用を控えるのも、目を休ませる方法として効果的です。
若いのにおでこにしわができたときの治療法
セルフケアで改善が感じられない場合は、美容医療による治療を検討してみましょう。
おでこのしわの治療方法として、代表的なものは以下の5つです。
- エレクトロポレーション・イオン導入
- ピーリング
- スキンタイトニング
- ダーマペン
- ボトックス注射
ここでは上記5つの治療方法についてそれぞれ解説します。
エレクトロポレーション・イオン導入
エレクトロポレーションやイオン導入は、微弱な電流を使って美容成分を肌の奥まで浸透させる治療法です。
肌に美容成分をしっかり届けたい場合によく選ばれます。
通常のスキンケアでは届きにくい層まで成分を届けやすくなるため、乾燥による小じわや肌のハリ不足が気になる方に向いているでしょう。施術中の刺激は比較的少なく、ダウンタイムがほとんどない点も特徴です。
おでこの浅いしわや肌全体の潤い不足を感じている場合に、定期的なケアとして取り入れられることがあります。
あくまで肌状態を整える治療のため、深いしわを一度で消す目的ではなく、予防やメンテナンスとして考えるとよいでしょう。
ピーリング
ピーリングは、専用の薬剤を使って古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整える治療法です。
千里皮膚科では、以下の2つのピーリング方法に対応しています。
| サリチル酸ピーリング | 30%サリチル酸マクロゴールという薬剤を使用したピーリングで、副作用が少なく、ピリピリ感を抑えた治療が可能 |
|---|---|
| マッサージピール | 主成分のトリクロロ酢酸が真皮に浸透することで繊維芽細胞を刺激し、コラーゲン生成を促す治療
コウジ酸による美白効果も期待できる |
定期的に行うことで、しわだけでなく、くすみや毛穴の開きなどの改善も期待できる点が特徴です。
施術後は一時的に乾燥しやすくなることがあるため、保湿ケアや紫外線対策を丁寧に行いましょう。
スキンタイトニング
スキンタイトニングは、高周波エネルギーを肌の奥に届け、肌を引き締めてたるみを改善することを目的とした治療です。
おでこのしわは、肌のハリが低下することで目立ちやすくなるため、この治療によって肌を引き締めることで改善しやすくなります。
施術直後から変化を感じる人もいますが、時間をかけて徐々に引き締め効果が表れるケースが多いです。
メスを使わない治療のため、比較的負担が少なく、自然な仕上がりを希望する方に適しています。1クール(5~6回)の治療を受けることで、4~5か月程度効果が持続することが一般的です。
ダーマペン
ダーマペンは、極細の針で肌に小さな穴を開け、肌の自然治癒力を高める治療です。
コラーゲン生成や新陳代謝が促進されることにより、しわだけでなく、ニキビやニキビ跡、毛穴開き、黒ずみ、シミなどさまざまな肌悩みの改善が期待できます。
施術後は赤みや痛み、乾燥などの症状が出ることがありますが、2~7日程度で自然と落ち着くことが多いです。
回数を重ねることで変化を実感しやすくなるため、即効性よりも徐々に改善していく効果を期待する治療法といえるでしょう。
ボトックス注射
ボトックス注射は、しわができやすい部分の筋肉に働きかけ、動きを一時的にゆるめる治療法です。
おでこは表情のクセによってしわが寄りやすいため、この治療法で改善が期待できる場合があります。施術時間が短く、日常生活への影響が比較的少ない点が特徴です。
効果の感じ方や持続期間には個人差がありますが、定期的に受けることで表情じわの予防・改善につながります。
一般的な効果の持続期間は数か月~半年程度とされているため、効果が完全に切れる前に定期的にメンテナンスを受けるのが望ましいでしょう。
不自然な仕上がりを避けるためにも、信頼できる医師に相談することが大切です。
おでこにできるしわに関するよくある質問
おでこにできるしわに関するよくある質問をまとめました。
- おでこのしわは何歳からできる?
- おでこに横しわができるのはなぜ?
- おでこのしわを予防するには?
ここでは上記3つの質問についてそれぞれ解説します。
おでこのしわは何歳からできる?
おでこのしわは、早い人では20代から気になり始めることがあります。
一般的には30代後半頃から目立ちやすくなると言われますが、年齢だけが原因ではありません。
紫外線を浴びる機会が多かったり、肌の乾燥が続いていたりすると、若くても小じわが現れることがあります。年齢で判断せず、早めにケアを始めることが大切です。
おでこに横しわができるのはなぜ?
おでこの横しわは、眉を上げたり、目を見開いたりする動作が原因になりやすいです。
無意識のうちに同じ表情を続けると、皮膚にしわがつき、そのまま定着してしまうことがあります。スマホやパソコンを見る時間が長い人は、特に注意が必要でしょう。
おでこのしわを予防するには?
おでこのしわを予防するポイントは以下の通りです。
- 紫外線対策を徹底する
- 保湿ケアを丁寧に行う
- 表情のクセを意識する
- 生活習慣を整える
健康的な肌を維持するには、紫外線対策や保湿ケアを徹底することが大切です。
睡眠や食事などの生活習慣も肌の老化に影響するため、健康的な生活習慣を意識してみましょう。
まとめ
若いおでこのしわは、紫外線や乾燥、表情のクセなど、日々の習慣が大きく関係しています。
保湿ケアや紫外線対策、表情を意識したセルフケアを続けることで、しわの改善・予防効果が期待できるでしょう。それでも改善が難しい場合は、美容皮膚科での治療を検討する選択肢もあります。
千里皮膚科では、しわの種類に適した治療方法の提案が可能です。
エレクトロポレーション・イオン導入やピーリング、スキンタイトニング、ダーマペンなどによるしわ治療が可能なため、おでこのしわに悩んでいる方はぜひ当院までご相談ください。
監修医師紹介
院長
花岡 佑真
経歴
- 2005年智辯学園和歌山中学校・高等学校 卒業
- 2011年大阪大学医学部 卒業関西労災病院 初期研修医
- 2013年関西労災病院 皮膚科
- 2015年大阪みなと中央病院 形成外科
- 2016年大阪大学大学院医学系研究科皮膚科 特任研究員(形成外科診療にも従事)大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科
- 2018年大阪大学大学院医学系研究科皮膚科 特任助教
- 2020年大阪大学大学院医学系研究科皮膚科 病棟医長
- 2021年10月千里皮膚科 開院
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定皮膚科専門医
- 難病指定医
- 日本皮膚科学会所属
- 日本形成外科学会所属
- 日本皮膚外科学会所属
- 日本皮膚悪性腫瘍学会所属
- 日本美容皮膚科学会所属
