同じ場所に繰り返すニキビの原因や治療法について

2025.11.18

同じ場所に繰り返すニキビ

ニキビ（尋常性ざ瘡）が繰り返される原因はさまざまです。
主に、以下のような原因が考えられます。

同じ場所に繰り返すニキビは皮脂の過剰な分泌・毛穴の詰まりが原因代表的なニキビの原因です。過剰に分泌された皮脂によって毛穴が塞がり、中でアクネ菌などのニキビ菌が増殖することで、炎症が引き起こされます。

同じ場所に繰り返すニキビは誤ったスキンケア・皮膚のバリア機能の低下が原因洗顔の不足・洗いすぎ、保湿の不足、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患などがあると、皮膚のバリア機能が低下し、ニキビが繰り返されやすくなります。化粧品が合わず、ニキビができるということもあります。

同じ場所に繰り返すニキビはホルモンバランスの変化が原因思春期、女性の生理・妊娠・出産など、ホルモンバランスが変化する時期は、皮脂の分泌が盛んになることで、ニキビが繰り返されやすくなります。
また、ストレスや睡眠不足も、ホルモンバランスを乱す原因となります。

同じ場所に繰り返すニキビは紫外線や摩擦などの刺激が原因紫外線、前髪・手などによる摩擦も、ニキビの原因となることもあります。手に付着した汚れや、シャンプーのすすぎ残しが炎症を悪化させるというケースもあります。

ニキビは、その発生部位に傾向があります。額・眉間・鼻は「Tゾーン」とも呼ばれる皮脂の分泌が盛んな部位で、しばしばニキビが好発します。
また、頬、顎・口まわり、あるいはデコルテや背中などにニキビがよくできる・繰り返されるということもあります。

Tゾーン額・眉間・鼻は、もともと皮脂腺が多く、皮脂の分泌が活発であるため、ニキビがよくできます。テカリが気になるために洗いすぎる・保湿を控えるなどすると、皮脂の分泌がより盛んになり、逆効果となることもあります。

頬は比較的皮脂の少ないエリアであり、乾燥しやすい傾向があります。乾燥によって皮膚のバリア機能が低下すると、ターンオーバーが乱れ、角質が厚くなったり、毛穴が詰まりやすくなったりして、ニキビの原因となります。また、メイク・マスク・枕・手で触る等の刺激も原因になります。

顎・口まわりストレス、睡眠不足、女性の生理・妊娠・出産などに伴うホルモンバランスの変化の影響を受けやすい部位です。皮脂の分泌が活発になったり、角質が厚くなるなどして、ニキビを引き起こします。

デコルテ・背中は、もともと皮脂腺が多く皮脂の分泌が活発です。ここに、下着・衣類による摩擦・蒸れ、洗剤のすすぎ残しなどが重なることで、よりニキビリスクが高くなります。また、赤いブツブツが多発することもあり、マラセチア毛包炎であることも多いため、注意が必要です。

脂っこいもの・お菓子・ジュースの摂り過ぎ、睡眠不足、ストレスなどは、皮脂の過剰な分泌やホルモンバランスの乱れを招きます。特に睡眠不足は美容への悪影響も大きくなります。

洗顔・保湿などのスキンケアが不足すると、皮膚のバリア機能が低下し、ニキビの原因となります。誤った方法での洗顔は肌の乾燥、摩擦を引き起こし、逆にニキビリスクが高くなります。

ホルモンバランスが大きく変化する時期であり、ニキビが多発しやすくなります。妊娠中・出産後は、スキンケアが手薄になりやすく、ストレスもニキビの原因になります。

新陳代謝が活発になる春、皮脂の分泌が盛んになる夏は、ニキビができやすい季節と言えます。
ただ、秋・冬も空気の乾燥によって毛穴の角化が起こりやすく、ニキビが増えることがあります。
春～夏は皮脂分泌を抑える食生活、秋～冬は保湿や加湿器で乾燥対策を行うことが大切です。

触らない・潰さない
汚れた手で顔を触ると、ニキビが発生・悪化しやすくなります。潰すのは厳禁です。炎症が悪化し、治癒が遅れるばかりか、ニキビ跡が残りやすくなります。
正しい洗顔
朝・夕の1日2回、ぬるま湯で泡立てた洗顔料を優しく使用しましょう。スクラブ入りは肌を傷つけるためおすすめしません。
洗顔後・入浴後すぐの保湿
皮膚のバリア機能を維持するため、洗顔・入浴後はすぐに保湿を行いましょう。乾燥を感じたときもこまめに保湿します。
紫外線対策を徹底する
外出時にはしっかり紫外線対策を行いましょう。炎症や色素沈着の予防になります。
自分の肌に合う化粧品選び
低刺激性を中心に、自分の肌に合う化粧品を選びましょう。高価なものが合うとは限りません。